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中米移民「年間70万人にも」、メキシコ内相が警鐘

【メキシコシティ=丸山修一】メキシコのサンチェス内相は28日、米ワシントンで講演し、中米から米国へ向かう移民がキャラバンと呼ばれる集団を中心に年間70万人に達する恐れがあると警告した。キャラバンは2018年秋に大規模発生し、メキシコ国内や米国境近辺を混乱させた。今年も既に1万人以上が集団でメキシコ入りするなど移民の波は続いている。

収容施設で子供に食事を与える中米移民(メキシコ北部・シウダフアレス)=ロイター

スペイン通信社EFEが伝えた。サンチェス氏は現在は散発的な移民集団の発生が「じきに常態化する」と指摘。キャラバンを構成するホンジュラスやグアテマラ、エルサルバドルの中米3カ国の状況を変えない限り発生は続くとした。3カ国は低成長が続き、貧困率も改善が遅れる。犯罪集団が横行し多くの国民が米国へ新天地を求めて脱出している。

中米からの不法移民に対してトランプ米大統領はメキシコとの国境付近への壁建設に固執。中米3カ国に対しては移民を止めない限り援助を打ち切ると度々、圧力をかけている。メキシコはトランプ氏に配慮する形で一時は移民に人道ビザを発行して北上を止めようとした。現在はグアテマラとの国境付近で移民をとどめたり、押し返すなど付け焼き刃的な政策に終始している。

米国とメキシコ、中米3カ国は移民の発生抑制のために、経済開発などを進める方針で協議を続けているとみられる。ただ、各国の資金負担や具体的な支援方法などを巡ってまだ合意に至っていないもようで、メキシコ国境には毎日のように中米からの移民が押し寄せている。

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