虐待疑いの子、1週間以上欠席で情報共有 学校と児相

2019/2/28 23:28
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千葉県野田市立小4年の栗原心愛さん(10)が自宅で死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件を受け、厚生労働省と文部科学省は28日、虐待が疑われる子供が1週間以上学校を欠席した場合、学校が児童相談所に迅速に情報提供する新たなルールを決めた。児相を管轄する自治体や教育委員会に同日付で通知した。

厚労・文科両省の合同プロジェクトチームの会合に出席した大口善徳厚労副大臣(中)ら(28日、東京・千代田)

心愛さんは1月7日から学校を休み続け、同24日に亡くなった。過去に父親からの暴力を訴えて児相が一時保護していたが、児相は長期欠席を死亡3日前の同21日まで把握していなかった。厚労、文科両省は学校と児相が情報を共有していれば何らかの具体的な対応が取れたとみている。

事件では、心愛さんが暴力を訴えたアンケートを市教委が父親の要求に応じて見せていた。新ルールでは市町村や児相が保護者に虐待の疑いを伝える際、通告元を明かさないようにすることも定めた。保護者が威圧的な要求をしてくることが見込まれる場合は、警察や弁護士と連携して対応するよう求めた。

28日に開かれた両省の合同プロジェクトチーム会合で、浮島智子文科副大臣は「(関係機関の)隙間をなくし、実効性のある防止策を作る必要がある」と述べた。

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