2019年6月17日(月)

ラグビー

W杯8強へ、ラグビー日本が本格始動

2019/2/27 23:21
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9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に臨む日本代表が本格的に動き出した。今月初めから代表候補合宿がスタート。中旬からジョセフ・ヘッドコーチ(HC)も合流し、猛練習に励む。目指す初の8強入りに向け、進歩も懸念も感じさせる立ち上がりになっている。

合宿の練習でパスを出す山中(中央)。左端はリーチ=共同

「ずばぬけていい練習ができている」。東京都町田市のグラウンド。選手を集めた円陣でジョセフHCが褒めた。25日の合宿では試合形式の練習を初めて実施。タックルありの激しいメニューでは選手の動きが良く、指揮官の頬が緩んだ。

自国開催の大舞台に向け、チームは2月4日に始動した。最初の約10日間はHCが海外視察のために不在。留守番のコーチが仕切り、基礎練習を繰り返した。「スロースタートのチームづくり」と選手は話していたが、HCが到着すると一転。軽い故障者が出るほどの強度まで極端にペースアップし、鍛えている。

リーチ・マイケル主将(東芝)は手応えを口にする。「(練習に時間を割いた)オフロード(タックルされながらのパス)がみんな上手になってきた。フィットネスも(欧州に遠征した)11月を超えているのでは」。組織守備でも、弱点であるSO周辺を手厚くするように修正に励んでいる。

懸念も残る。現在、代表候補の約50人は二手に分かれる。HCの手元で合宿を張る主力組と、サンウルブズでスーパーラグビーを戦う選手たち。2つのチームの細かな戦術の相違にサンウルブズの選手が戸惑う場面もある。3月以降は主力がサンウルブズに合流、他のメンバーは別の海外遠征へ。双方の連係面の課題は解消されず、コンディションにばらつきが出る恐れもある。W杯の対戦相手の詳細な分析や本番のシミュレーションもまだ手つかずだ。

別の心配もある。ファンサービスの区域を連日通らないなど規律を乱す選手がごく一部いて、複数の選手、コーチらが「良くないこと」と危惧している。

「グラウンド外のことをもう一度しっかりやらないと。チームへの愛が深まるように」。団結を呼びかけるリーチ主将は、小さなことにも気を配る。例えば、試合後に皆で歌う「チームソング」。前回大会より半年早く、週内にも曲を完成させたい考えで、ムードメーカーの山本幸輝(ヤマハ発動機)に制作を依頼している。

「難しい作業なので僕もサポートします」。かいがいしく語る主将を周囲もすすんでサポートすれば、強固なスクラムが生まれるはずだ。

(谷口誠)

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