佐渡汽船社長に尾崎副社長 小川氏は会長就任へ

2019/2/28 0:00
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佐渡汽船は小川健社長(68)が社長を退き、尾崎弘明副社長(55)が社長に昇格する人事を固めた。社長交代は11年ぶり。利用客の低迷から業績が落ち込んでいたが、2018年12月期は3期ぶりに最終黒字となった。赤字航路からの撤退も決まり、新体制のもとで成長戦略を加速させる。

3月下旬の株主総会後に就任する。小川社長は代表権のある会長に就く見通し。

財務コンサルティングを手掛ける税理士法人の小川会計(新潟市)も経営する小川社長は、08年に佐渡汽船の社長に就任。保有資産の減損処理や子会社の経営不振で財務状態が悪化していた同社の財務立て直しを任された。

就任後、グループ企業の再編や不採算部門の見直しなどを相次ぎ実施。財務の専門家として、企業体質の強化に重きを置いてきた。一方、地域人口の減少などの影響で、利用者の獲得には苦戦してきた。18年10月には赤字航路だった寺泊(長岡市)―赤泊(佐渡市)の廃止届を提出した。

インバウンド(訪日外国人)の誘致やSNS(交流サイト)での発信が奏功し、18年の利用客数は約148万人と6年ぶりに増加に転じた。

新社長に就任する尾崎副社長は経営企画や総務分野を経験し、昨年副社長に就任していた。黒字を定着させ、成長軌道に乗せたい考えだ。

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