2019年9月18日(水)

極洋、自然解凍できる介護食 現場の人手不足に対応

2019/2/27 15:14
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極洋は27日、自然解凍で調理できるムース状の介護食シリーズを3月1日から医療機関や介護施設に販売すると発表した。味も付けてあり、人手不足の現場で調理工程を省ける利点がある。

舌で簡単にかめる介護食でサーモンのクリーム煮などをそろえた

これまでの冷凍介護食は解凍する際に水分が多く出て、かむ力の弱った高齢者が食べると気管に入る恐れもあったという。ムースなどの成分を見直し、セ氏85度まで温めても水を出にくくした。重症につながることもある誤嚥(ごえん)を防ぎやすくなると同社は説明している。

魚の骨を取り除くなど下処理済みの業務用冷凍食品「だんどり上手」シリーズにサーモンのクリーム煮やサバの味噌煮など、6種類の介護食を追加した。舌で簡単にかめるという。

かむ力の衰えた高齢者は食べ物や異物が気管に入りやすく、誤嚥性肺炎などのリスクがある。それを避けるため介護食を柔らかくするため材料をミキサーで混ぜたり味付け専用のタレを使ったりするが、人手不足が深刻な介護現場では調理作業が負担になっていた。

都内で開いた記者会見で井上誠社長は今後の事業展開について「魚に強い極洋の強みを生かし、健康志向や人手不足など変化する食のマーケットに対応した商品を出していく」と述べた。

(薬袋大輝)

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