ペルー、ベネズエラ外交官のビザ取り消し

2019/2/27 8:15
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【サンパウロ=外山尚之】南米ペルー政府は26日、ベネズエラのマドゥロ政権が同国に派遣した外交官のビザを取り消す方針を明らかにした。ペルー政府は野党指導者グアイド国会議長を暫定大統領として承認しており、今後、グアイド氏が指名した外交官を正式に受け入れるとみられる。米国と協力しマドゥロ政権への外交包囲網を強める狙いで、今後、世界中でこうした動きが続く可能性がある。

在リマのベネズエラ大使館=ロイター

ペルーのゼラ外務次官が地元メディアのインタビューで明らかにした。「マドゥロ政権が指名した大使をこれ以上受け入れることはない」として、現在ペルーに駐在するベネズエラの外交官に対し、3月9日までの出国を求める。

ペルーは米州諸国がベネズエラ情勢を協議する「リマ・グループ」の中心メンバー。米国のペンス副大統領は25日、リマ・グループの緊急会合に参加し、マドゥロ政権に関係のある要人の入国を制限するよう、各国に要請していた。既にコロンビア政府がグアイド氏の指名した大使をベネズエラ大使として法的に認めており、これに続く動きとなる。

マドゥロ政権が人道支援物資の受け入れを拒否し、これに抗議する市民を弾圧したことを受け、カナダやドイツ政府もベネズエラへの追加制裁に意欲を見せており、こうした動きが連鎖する可能性がある。グアイド氏は自身を暫定大統領として承認した国に対し、次々と大使を派遣している。26日時点で、日本への大使派遣の計画は明らかにしていない。

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