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北京―上海間の高速鉄道会社上場へ

国有鉄道の財務改善、投資拡大に備え

【北京=多部田俊輔】北京と上海を結ぶ高速鉄道の運営会社、京滬高速鉄路が新規株式公開(IPO)の手続きに入った。運営会社の親会社が26日発表した。京滬高鉄は2018年に300億元(約5千億円)あまりの運賃収入を稼ぎ出した路線。5兆元を超える負債を抱える国有の親会社の財務を改善し、中国政府の方針に沿って景気減速を防ぐための投資拡大に備えるのが狙いとみられる。

中国の2大都市、北京と上海を結ぶ高速鉄道は2011年6月に開業した(北京南駅)

京滬高鉄が過去3年連続で黒字を計上したことからIPOの条件を満たしたと判断した。IPO計画の詳細は不明だが、関係者によると、上海か深圳の証券取引所に上場するとみられる。上場による調達額は300億元規模で、上場時期は19年後半から20年との見方が出ている。

京滬高鉄の総延長は1318キロメートルで、最高時速350キロで運営している。総投資額は2200億元で、11年6月末に開業した。中国メディアによると、17年の乗客数は1億8千万人に達し、運賃収入は295億元で、利益は127億元。18年の運賃収入は300億元を突破したという。

中国の国有鉄道運営会社、中国鉄路総公司傘下の投資会社が京滬高鉄の過半の株式を保有しているほか、中国の保険会社など約10社も株主となっている。習近平(シー・ジンピン)最高指導部の指導を受け、中国鉄路総公司は19年に過去最高水準の鉄道建設投資を検討しているが、負債総額の圧縮が課題であるため、子会社のIPOに踏み切った。

中国鉄路総公司は主要路線を子会社として運営する仕組みを採用しており、広東省の広州と深圳を結ぶ路線の運営会社などを上海証券取引所などに上場させている。高収益路線である京滬高鉄の調達規模や株価に注目が集まりそうだ。

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