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ロ高官、異例の色丹島訪問

【ウラジオストク=共同】ロシアのセルゲイ・イワノフ大統領特別代表とノスコフ通信情報相が26日、北方領土の色丹島を訪れ、サハリンと択捉、国後、色丹各島を結ぶ光ファイバーの開通式典に出席した。ロシア要人の色丹島訪問は異例。昨年以降、日本で同島の返還に対する期待が高まっていることへのけん制を狙ったとみられる。

日本外務省幹部は同日「北方四島に対するわが国の立場と相いれない」としてロシア政府に抗議すると明らかにした。

極東発展省によると、イワノフ氏は「わがロシアの島々の生活を著しく改善するだろう」と指摘。北方領土問題を巡る日ロ交渉が続く中、ロシアが色丹島の開発や島民の生活改善を進める姿勢を誇示した。

国後島の地方政府によると、イワノフ氏らは26日に国後島経由で色丹島を訪問。サハリン州のリマレンコ知事代行と、中部の穴澗(ロシア名クラボザボツコエ)にある病院などの視察もした。

日ロ首脳が昨年、色丹、歯舞両島の引き渡しを明記した日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させる方針で合意して以降、サハリン州では2島の引き渡しに対する警戒感が高まっている。

イワノフ氏は国防相や、第1副首相、大統領府長官を歴任し、プーチン大統領とも近い。2014年に択捉島を訪れた際は日本政府が抗議した。

光ファイバー開通は、通信速度が遅く不安定な北方領土のインターネット環境の改善が目的。中国の通信大手、華為技術(ファーウェイ)が敷設した。第三国による北方領土への投資に当たるとして、日本政府は反対の立場を取った。

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