4県農水産物輸出28%増 2年連続最高 日本食人気追い風
北陸農政局が2018年の貿易統計を基にまとめた北陸4県(新潟含む)の農林水産物・食品の輸出額は、41億6900万円と前年比28%増えた。世界的な日本食人気や政府の輸出拡大戦略を追い風に、2年連続で過去最高を更新した。
日本全体の輸出額は12%増の9068億円で、全国の伸び率を大幅に上回った。品目別ではコメが27%増の5億3500万円、日本酒が45%増の5億9200万円、加工食品が58%増の11億2500万円だった。輸出先別では韓国、中国、香港で全体の62%を占めた。 北陸農政局は4県のコメや加工品の輸出を後押しするため、コメを巡る食文化の情報発信を強化する。各地の酒蔵と日本酒に合う料理や器などを紹介する県別の冊子を作成。「コメから生まれた北陸の食文化」と題し、まず石川県版を26日にホームページで公開した。英訳版も用意する。19年度中には富山県版も公開する予定。
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