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楽天・ブラッシュ、打撃のモデルは仰天の…
編集委員 篠山正幸

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2019/3/5 6:30
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古くは前かがみのクラウチングスタイルで首位打者となったフェリックス・ミヤーン(大洋=現DeNA)から、せわしなくバットを揺り動かしてタイミングを取っていたベン・オグリビー(近鉄)、構える前の上体の反り返りに特徴があったアレックス・カブレラ(西武など)ら、歴代の外国人選手は個性的なフォームで楽しませてくれた。今年楽天に加入したジャバリ・ブラッシュもまた、見た目にも楽しい実力派エンターテイナーになるかもしれない。

元ロッテ・フランコの打撃フォームを思い出させる楽天・ブラッシュ=共同

元ロッテ・フランコの打撃フォームを思い出させる楽天・ブラッシュ=共同

フリオ・フランコが、現役に復帰したのか――。昨年、メジャーを取材した際、エンゼルス・大谷翔平の同僚として打席に立った選手を見て、時間感覚が一瞬まひした。それがブラッシュだった。

高い位置に構えたバットがほぼ地面と平行になって、ヘッドが投手の方を向いている。それがフランコとそっくりだったのだ。

フランコは1980年代から2000年代にかけてメジャーで活躍し、通算2586安打を積み重ねた打撃の名選手だった。日本のロッテでも1995、98年の2シーズンプレーしている。

バットのヘッドの位置が、インパクトのポイントから最も遠くなる構えで、少年野球ではお薦めできないフォームにもみえたが、実にシュアだった。インパクトまでの長い軌道を通るうちに、ヘッドのスピードが乗っていたためか、右打者のフランコが外角球に合わせただけのような打球も、右翼フェンス際まで飛んでいった。その独特のフォームと合わせ、記憶に残る外国人の一人となっている。

「参考にしたのはサダハル・オウ」

そのフォームに、ブラッシュはならったのか? エンゼルスのときは聞きそびれてしまったが、楽天の選手として来日し、尋ねることができた。

答えは衝撃的だった。「違うよ。私が参考にしたのはサダハル・オウ(王貞治)のフォームだよ」。まさか……。

そもそも、来日するまでフランコのことは知らなかった、という。フランコのフォームを脳裏に焼き付けている日本の記者が、こぞって「似ている」と指摘したことで、初めてそのフォームの先駆者がいると知ったのだそうだ。

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