2019年5月24日(金)

武田やRIZAP、電通などが「メタボ」改善で連携

ヘルスケア
2019/2/26 17:33
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武田薬品工業の湘南研究所が改組してできた湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は26日、日本生命やRIZAP、電通など8社が中年肥満男性の健康維持で提携すると発表した。肥満の改善に成功したらアイドルやスポーツチームの限定特典を得られるなど、新しい健康保険商品の開発を目指す。個人や企業のモチベーションを高め、医療費削減につなげる狙いだ。

各社の知見を取引先などを最大限に活用する

「メタボ男性がやせれば医療費が大幅に節約できる。8社で知恵を出し、今までにない発想のビジネスを始めたい」。藤本利夫・湘南アイパークジェネラルマネジャーは所内で開いた記者会見で、こう話した。

ビジネスモデルは湘南アイパークが18年10月に開始した「湘南会議」を基に構想した。会議の主な目的は複数企業が参加し、健康関連の新製品や新サービスを開発すること。第1期のテーマがメタボリック症候群(メタボ)への対策だ。メタボは糖尿病や高血圧など複数の病気の要因となる。脳梗塞など重い症状を引き起こすこともある。

武田のほかにアフラック生命保険、SOMPOホールディングス、武田コンシューマーヘルスケア、電通、日本生命保険、ライオン、RIZAPグループが参加する。

今回の取り組みは個人向けと法人向けの2種類で構成する。個人向けでは趣味をきっかけにメタボ解消を目指す。アイドルやスポーツチーム、ゲーム会社などと連携し、健康増進型の保険を売ることを想定している。

購入者には体重減少プログラムを提供し、体重や血中コレステロール値などを減らすと限定イベントに招待するなどの仕組みを考えている。趣味への「熱量」を健康に変換する格好だ。

法人向けでは企業や自治体に健康増進プログラムを提供する。従業員の健康増進や業績向上につなげ、効果のあった法人から報酬を得る。

湘南会議は4月にもビジネス案をまとめ、数カ月後には特定のエリアや対象者を決めて実証実験に入る予定。会議は今後も継続し、第2期は認知症をテーマとする。4月に参加企業の募集要項を公表して公募を始め、6月には新たな参加企業で議論を開始する予定。

(野村和博)

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