世界最大の金鉱山会社、2位米社に買収提案 2兆円弱で

2019/2/26 5:17
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【ニューヨーク=高橋そら】カナダの金鉱山会社で世界最大手のバリック・ゴールドは25日、同2位の米ニューモント・マイニングに買収を提案したと発表した。178億ドル(約1兆9800億円)で全株式を取得する計画。実現すれば、単純計算で時価総額が約350億ドルの世界最大の金鉱山会社が誕生する。ただニューモントは買収提案を拒否しており、交渉の難航も予想される。

バリック・ゴールドは同業へのM&A(合併・買収)を加速(写真は同社がアルゼンチンに保有する鉱山)=ロイター

バリック・ゴールドは同業へのM&A(合併・買収)を加速(写真は同社がアルゼンチンに保有する鉱山)=ロイター

「両社の合併で世界最高の金鉱山会社が生まれる」。バリックのマーク・ブリストウ最高経営責任者(CEO)は同日の発表文でこう述べ、70億ドル以上の統合効果が見込めると強調した。ネバダ州に保有する金鉱山を統合するなど採掘事業の効率化を進めたい考えだ。合併後の売上高は約156億ドルに上る見通しという。

一方、ニューモントは声明文で「バリックの非効率な運営モデルや株主への還元実績の低さ、好ましくない司法リスクを勘案し、多くの面で劣っているとすでに判断した」と買収提案に反対を表明した。

バリックはトロントに拠点を置き、北米を中心にグローバル展開する産金最大手。18年には英ランドゴールド・リソーシズの買収を発表した。ニューモントも1月にカナダ同業のゴールドコープを100億ドルで買収すると明らかにしたばかり。生産量の鈍化などを背景に、産金会社の国際的なM&A(合併・買収)が加速している。

米政策金利の引き上げなどを背景に、金相場は2011~13年をピークに軟調な地合いが続く。金価格の国際指標となるニューヨーク先物は25日、1トロイオンス1330ドル前後で推移している。

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