鶴岡信用金庫(山形県鶴岡市)は25日、新本店営業部を開業した。総事業費は10億円で、近くを流れる内川の氾濫に備え、自家発電装置を2階に設けるなど事業継続計画(BCP)に対応。景観にも配慮した全面ガラス張りのデザインとした。
3階建て延べ床面積は1655平方メートル。既存の建物が築59年を経過して老朽化したため建て替えた。建物に対して事業費は大きいが、自家発電装置を設置して災害時もATMなどが稼働できるようにするほか、井戸を掘削して消雪装置に利用する。4月中にシステムサーバーを移設するなど本部機能の一部も移す。
鶴岡市の中心部では内川を挟んで荘内銀行が2017年にホール併設の新本店をオープンするなど、金融機関のリニューアルが相次ぐ。