2019年4月20日(土)

「官邸関係者」は内閣参事官 統計不正問題で 厚労省

統計不正
政治
2019/2/25 12:00
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毎月勤労統計の不正問題に関し、厚生労働省の藤沢勝博政策統括官は25日午前の衆院予算委員会で、同省担当者が有識者検討会座長に送った2015年9月4日の電子メールの「官邸関係者」は、当時の内閣参事官との認識を示した。藤沢氏は「首相官邸関係者の指示で報告書の記載が変わった事実はない」と官邸の関与を否定した。自民党の国光文乃氏への答弁。

藤沢氏は当時の内閣参事官が「9月4日前後に厚労省から有識者検討会の動向について報告を受けたかもしれないが、内容がテクニカルなので当時の中江元哉首相秘書官には報告していないのではないか」と述べたと語った。

藤沢氏は当時の担当者の話として、報告書の記述について15年9月14日朝に当時の姉崎猛統計情報部長から「『引き続き検討』などの修正指示を受けた」と指摘。「姉崎氏によると、指示は『(9月14日午後の)首相秘書官への説明よりも前だったと記憶している』とのことだ」とした。

厚労省は25日の衆院予算委の理事会で、毎勤統計に関する有識者検討会の阿部正浩座長へ15年に同省担当者が送ったメールに加え添付文書を提出した。添付文書の報告書案は15年9月8日時点で「現在の総入れ替え方式で行うことが適当」と記述。その後、9月16日に「サンプル入れ替え方法は引き続き検討」すると変更された「中間的整理案」を公表した。

この間には、統計の責任者だった姉崎氏が9月14日の午後、中江氏と面会。姉崎氏によると中規模の事業所のサンプル入れ替え方式について中江氏から「部分入れ替えという考え方もあるのではないか」と伝えられたという。

9月14日午後4時8分に送信されたメールでは「委員以外の関係者と調整している中で、サンプルの入れ替え方法について部分入れ替え方式で行うべきだとの意見が出てきた」「サンプル入れ替え方法について『引き続き検討する』というような記述とする」などと説明していた。

衆院予算委員会は25日、安倍晋三首相や関係閣僚が出席し、社会保障などに関する集中審議を実施した。

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