2019年4月24日(水)

土偶の左脚、90年ぶり発見 山形の博物館、復元に期待

2019/2/24 19:25
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山形大付属博物館(山形市)で上半身部分だけを所蔵していた「結髪(けっぱつ)土偶」の左脚がこのほど見つかった。いずれも山形県寒河江市で大正時代の末ごろ出土したが、数年後に離れ離れになったとみられ、約90年ぶりに「再会」した。全体像が復元され、縄文文化の研究が進むと期待される。

 山形大付属博物館で展示されている「結髪土偶」の上半身と左脚=共同

土偶の頭部が髪を結ったような形をしているため、結髪土偶と呼ばれる。縄文晩期、祭事のため作られたとみられる。

博物館所蔵の上半身は高さ約15センチで、左脚を結合すると約20センチ。寒河江市の大地主が保管していたが、上半身は1927年には別の博物館の所蔵となっていた。左脚は2015年、地主の子孫が市へ寄贈した。右脚の所在は分かっていない。

昨年7月、断面の状態や腰から脚に続く文様を分析した郡山女子大短期大学部(福島県郡山市)の会田容弘教授の指摘で、同体だったことが判明。市が左脚を博物館に寄贈した。博物館は二つを並べて展示しているが、今後、接合した上で改めて公開する予定だ。

結髪土偶は博物館のマスコットキャラクターでもあり、学芸員の押野美雪さん(32)は「まさか左脚が見つかるとは思わなかった。多くの人に土偶を見に来てもらえたらうれしい」と笑顔を見せる。〔共同〕

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