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「日本文化広めた」 キーンさん死去、地元住民ら悼む

24日に亡くなったドナルド・キーンさんが在住する東京都北区の区立中央図書館では「ドナルド・キーンコレクションコーナー」に寄贈された直筆原稿や書籍を展示している。同日の訃報を受け、図書館入り口に「北区立図書館にお寄せいただいたご厚意に感謝するとともにご冥福をお祈りします」と張り出した。

訃報を知り、足を運んだ同区の高野義人さん(46)は「日本文化を広めた功績は大きく、本当にすごい。同じ区民で、親しみを感じていただけにとても残念」と別れを惜しんだ。直筆原稿をじっくりと見ていた泉和成さん(51)も「惜しい人を亡くした」と悼んだ。

コレクションコーナーを作るためにキーンさんと深く関わった同館管理係の大橋信夫さん(65)は「ユーモアのある人だった。おどけたポーズをとってみせ、人を楽しませることにたけていた」と振り返る。

キーンさんは2007年の中越沖地震では被災地で地元の浄瑠璃を復活させるイベントを企画するなど支援した。これがきっかけとなり、新潟県柏崎市には原稿や著作本などを保管、展示する「ドナルド・キーン・センター柏崎」が設立。訃報を受け、センターには記帳台が設けられ、市民らが哀悼をささげた。

同センターの染谷晃事務局長(59)は「気さくな笑顔が忘れられない」と肩を落とした。

第2次世界大戦で日本人捕虜の尋問の通訳をしたキーンさん。「戦後、キーンさんは捕虜だった人の行く末を案じて手紙を出していた」という染谷さんは「いつも人を気遣い、日本人以上に日本人らしさを感じさせる人だった」と語った。

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