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スーダン、非常事態宣言、反政府デモの拡大で

【カイロ=飛田雅則】アフリカ北東部スーダンのバシル大統領は22日、全土に1年間の非常事態宣言を発令した。昨年12月以降、物価高への不満から、30年も政権を握るバシル氏の退陣を求める抗議デモが続いている。国民の批判は必至で、情勢が一段と緊迫する恐れがある。

バシル氏の非常事態宣言により、令状なしで反体制派の捜査・拘束が許されることになる。AP通信によると昨年12月以降、治安当局との衝突で、少なくとも57人のデモ参加者が死亡。今後、当局の取り締まり強化で、犠牲者が増える可能性がある。同時に同氏は自身の任期を延長する憲法改正を凍結すると発表した。

1989年のクーデターで政権を奪取したバシル氏は、圧政を続けてきた。多数の死者を出した西部ダルフール地方の紛争に関連して、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている。

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