2019年6月26日(水)

障害者施設出て死亡、遺族の賠償請求棄却 名古屋地裁

2019/2/22 19:11
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愛知県安城市の障害者支援施設を抜け出した後に死亡した鶴田早亨さん(当時28)の遺族が施設の運営法人に約7200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、名古屋地裁であった。末吉幹和裁判長は、施設の安全配慮義務違反はなかったとして請求を棄却した。

末吉裁判長は判決理由で「施設職員はオートロックの扉を開けたままにしないよう注意していた」と指摘。出入り口は建築業者なども使っていたことから「当日扉が開いていた原因が職員にある証拠はない」と述べた。

判決によると、重度の知的障害がある鶴田さんは2013年、職員が目を離した隙に施設を抜け出し、商業施設で陳列されていたドーナツを喉に詰まらせて亡くなった。

鶴田さんの死亡後、施設側は1800万円の賠償を提案したが、遺族は将来の収入にあたる「逸失利益」が健常者より低く算定されているとして折り合わず、14年に提訴。訴訟では施設側が賠償責任を否定していた。

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