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農水省、イノシシにワクチン散布 豚コレラ対策で

農林水産省は22日、豚コレラの感染拡大を防ぐため、岐阜、愛知両県の野生イノシシにワクチン入りのエサを散布すると発表した。同省は野生イノシシを介してウイルスが広がっているとみている。野生イノシシへのワクチン散布は欧州で実例があるが、日本では初の試みという。

ウイルスに感染した野生イノシシが見つかっている地域で3~5月、経口ワクチンをトウモロコシの粉などで包んだものを計8万個、2回に分けて散布する。散布後にイノシシを捕獲し、実際に免疫が付いているか確認する。効果を検証した後、7~9月、20年1~2月にも散布する。ワクチン散布は数年間続ける見込みという。

養豚関係者の間では、飼育している豚へのワクチン接種を求める声もある。ただ、豚にワクチン接種をすれば輸出などに制限が生じる。

22日の閣議後記者会見で吉川貴盛農相は「極めて慎重な対応が必要だ」と語り、現段階では豚へのワクチン接種に頼らずに豚コレラの封じ込めを目指す考えを示した。

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