はやぶさ2着陸成功 管制室に歓声

2019/2/22 6:28 (2019/2/22 9:26更新)
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」は小惑星「りゅうぐう」へ午前7時50分ごろ着陸に成功し、管制室には歓声があがった。21日午後から高度を徐々に下げていた。地球から約3億キロメートル離れた小惑星に着陸した。

小惑星「りゅうぐう」へ着陸したとみられる探査機「はやぶさ2」からデータが届き、管制室で抱き合うJAXAの津田雄一プロジェクトマネージャ(中央右、22日午前、神奈川県相模原市)

小惑星「りゅうぐう」へ着陸したとみられる探査機「はやぶさ2」からデータが届き、管制室で抱き合うJAXAの津田雄一プロジェクトマネージャ(中央右、22日午前、神奈川県相模原市)

▼午前9時20分 はやぶさ2は着陸を終えて上昇を続けている。

▼午前8時09分 はやぶさ2から岩石の採取に向けた弾丸を発射した信号を確認。

▼午前8時02分 JAXA担当者は「タッチダウンと離脱を確認した」と語った。

▼午前7時49分 管制室で歓声があがる。着陸に成功した。

▼午前7時30分 ターゲットマーカーを捉え、着陸に向けて機体を傾けた。

▼午前7時23分 高度60メートル。秒速10センチメートル。

▼午前7時02分 高度は約200メートル。

▼午前6時55分 高度は250メートルを切った。

「やったー」。JAXA相模原キャンパス(相模原市)の管制室。はやぶさ2からの信号を固唾を見守っていた約50人の職員らは立ち上がり、大きな歓声や拍手がわき起こった。笑顔でお互いに抱き合ったり、握手したりする職員らの様子もみられた。

りゅうぐうは直径900メートルの大きさ。着陸地は、赤道付近の岩に囲まれた半径3メートルの円内だ。はやぶさ2は太陽電池パネルを広げると幅が約6メートルになり、高い精度の着陸技術が求められている。

はるか遠くの小惑星は地球とのやり取りに片道約20分はかかる。直前の操作は地球からの指示では間に合わず、高度500メートルより低い高度は自動運転に切り替える。

着陸時は筒状の装置を地表に押し付け、岩石を採取する。数秒間の滞在ですぐに離れ、高度20キロメートルに戻る。

2019年末にりゅうぐう周辺を離れるまでに、今回を含む2~3回の着陸を試みる。岩石は20年末に地球へ持ち帰る。

小惑星は、太陽系が誕生した46億年前の痕跡を残すとされる。りゅうぐうは、生命誕生の謎に迫る有機物や水分を含む岩石が多いとみられている。有機物や水分を詳しく調べれば、太陽系の成り立ちのほか、地球に生命がどうやって誕生したかなどの謎が解明できると期待される。

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