2019年7月17日(水)

ビックカメラ、東京都町田市に新店
電子棚札を商品10万点に導入 値札付の作業を軽減

2019/2/21 16:01
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家電量販大手のビックカメラは21日、東京都町田市の小田急百貨店町田店内に新店を出した。大型店の出店は2017年11月以来。商品約10万点の価格表示を電子化しており、業務負担の軽減につなげる。その分、接客を強化することで、インターネット通販にない実店舗の強みに磨きをかける。

モバイルバッテリーも大きさなどを確かめた上で購入できる

新店「ビックカメラ町田店」は駅をモチーフにした装飾を施している

マスクも実物を並べ、質感を触って確かめられるようにしている

ボールペンなどでも商品ごとに電子棚札がついている

原則全商品に電子棚札を設置している

「ビックカメラ町田店」は小田急百貨店町田店の7、8階に入り、店舗面積は計約4700平方メートル。小田急小田原線の町田駅に直結する立地に合わせ、店内には駅をモチーフにした装飾を施した。家電だけでなく、医薬品や日用品、酒類、眼鏡など「非家電」も取りそろえる。酒や玩具などの専門店や小型店を除く、大型店の新規出店は17年11月の「ビックカメラ船橋東武店」以来で、41店目。年間の売上高は50億~60億円を目指す。

ほぼ全商品に「電子棚札」を導入した。画面にメーカー名や商品名、価格などが表示され、本社や店舗のシステムから一括で変更できる。同社では1日に複数回、商品各数千点の価格を変更しており、値札を作成、張り替えする業務時間を短縮できる。

電子棚札には発光ダイオード(LED)ライトがついており、利用客がネットで注文しておけば従業員が商品を取り置きするサービスに対応する。注文が入ると、点滅する仕組みで、従業員が商品を探す時間を短縮できる。宮嶋宏幸社長は「電子棚札は導入コストはかかるが、業務負担を考えて決めた。今後、効果を検証する」と話す。

業務時間の短縮につながる分、接客を強化する。シェーバーやフルワイヤレスイヤホン、カメラのコーナーなどで対面式のカウンターを設けており、販売員が来店客からの相談に応じる。

また、体験・体感できるコーナーを充実させた。ゴルフの試し打ちコーナーや酒類の試飲カウンターを設置。通常の商品でも、マスクやモバイルバッテリーも実物を売り場に並べ、触れることができるようにしている。

家電販売ではネット通販が台頭しており、実店舗はネット販売とのすみ分けを迫られている。ビックカメラは電子棚札などの技術で店舗業務の効率化を進めながら、接客や体験といった実店舗ならではの強みを磨く。

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