2019年3月23日(土)

半数が避難時期判断できず 西日本豪雨で愛媛県調査

西日本豪雨
中国・四国
社会
2019/2/21 10:58
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愛媛県は20日に開いた西日本豪雨の対応検証委員会で、今治市など被害が大きかった5市町で罹災(りさい)証明書を発行した世帯を対象にしたアンケート結果を公表した。避難の行動や情報に関して困ったことを複数回答で聞いたところ、回答した482人のうち47%の228人が「避難をいつ行ったらいいのか判断できなかった」を挙げた。

次いで「避難に関する情報が少なすぎた」(167人)、「防災行政無線が聞き取れなかった」(163人)が続いた。

また避難しなかった人に理由を聞くと、229人のうち87%の199人が「浸水しても2階などに逃げれば良いと思ったから」を選んだ。

この日の検証委員会では、委員を務める兵庫県立大の紅谷昇平准教授が「周囲に同調するのではなく、一人一人が自分で判断できるようになることが重要だ」と指摘し、住民に早めの避難、事前警戒を呼び掛けるよう市町に要請するなどとした報告書の骨子案をまとめた。3月中に報告書を取りまとめる方針。

アンケートは昨年12月に今治市、八幡浜市、大洲市、松野町、鬼北町の1048世帯を対象に実施し、回収率は54%だった。1世帯につき1人が回答した。多くの死者が出た宇和島市や西予市は、市が別のアンケートを独自に行ったため対象から外した。〔共同〕

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