2019年9月24日(火)

ファーウェイ製品、安保リスクの管理可能 英高官が発言

2019/2/21 0:36
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【ブリュッセル=森本学】英国の国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)のキアラン・マーティン所長は20日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)製品の次世代通信網への導入を巡り、国家安全保障上のリスクは管理可能だとの見方を示した。米国は安全保障上の懸念を理由にファーウェイ製品の排除を欧州にも求めているが、改めて溝が浮き彫りになった。

米国は欧州各国にファーウェイ製品の不使用を呼びかけている(ファーウェイのドイツ本部)=ロイター

ブリュッセルで開かれたサイバーセキュリティー関連の国際会議で講演した。欧州メディアによると、マーティン氏は「英国はおそらくファーウェイにとって世界で最も厳しい監視体制を敷いている」と述べ、英情報当局として同社製品の使用に伴う安全保障上のリスクには対応できるとの見解を示した。

NCSCは2015年からファーウェイ製品を検証する報告書を発行しており、最新の18年版では「いくつかの脆弱な点がある」と指摘していた。マーティン氏はファーウェイに対し、セキュリティー基準の改善が必要だと警告していると強調した。

同時にNCSCが問題視しているのは同社製品が「サイバーセキュリティー上必要な基準を満たしているかという問題であって、中国政府による敵対的行動ではない」と発言。中国政府によるサイバー攻撃の疑惑とは切り離した判断だと指摘した。

次世代通信規格「5G」にファーウェイの通信機器の導入を認めるかどうかに関し、マーティン氏は英政府の判断はまだ下されていないとしたうえで、「いかなる決定」にも対応する姿勢を強調した。

英国は米国などとともに機密情報の共有網「ファイブ・アイズ」を構成しているが、英政府の判断次第では足並みに乱れが生じる可能性がある。

ファーウェイ製の通信機器を巡っては、米国が国家安全保障上の機密情報が中国側に漏洩するなどの懸念があるとして、5G通信網への導入をやめるよう同盟国に警告している。ペンス米副大統領は16日のミュンヘン安全保障会議で、ファーウェイ製品は「脅威だ」と名指しで非難し、欧州各国に米方針への協力を求めていた。

ファーウェイは自社製品が不正利用される可能性を否定している。

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