台湾蔡総統、中国との政治協議拒否 武力威嚇を批判

2019/2/20 21:14
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【台北=伊原健作】台湾の蔡英文総統は20日、台北市内で記者団に対し「台湾の民主主義を消滅させるような、いかなる(中国との)政治的協議も台湾社会は受け入れられない」と語った。対中融和路線の最大野党・国民党の呉敦義主席が直近で、中国との敵対関係を正式に終結させる「平和協定」の締結に意欲を示したことに反発した。

民進党の蔡英文総統(20日、台北市の総統府)

国民党の呉氏は14日、約1年後の総統選で独立志向を持つ与党・民主進歩党(民進党)から政権を奪取した場合、「平和協定」の締結に向け中国側と協議したい意向を示していた。

蔡氏は「中国は武力で台湾を侵攻する選択肢を捨てず、(統一後も高度な自治を認めるとする)『一国二制度』の受け入れを強引に迫っている」と指摘。こうした状況では「対等な協議も真の平和もあり得ない」と中国を批判した。

中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は1月の演説で「両岸(中台)の各政党や各界」との統一に向けた協議を呼びかけた。蔡政権の頭越しに台湾の政党などと対話する方針を示した格好で、中台当局間の溝は一段と深まっている。

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