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国際商品、上昇目立つ 原油3カ月ぶり高値

2019/2/20 18:30
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国際商品の先物価格の上昇が目立っている。原油は約3カ月ぶり高値をつけ、非鉄金属も反転基調にある。国際商品の総合的な値動きを示すロイター・コアコモディティーCRB指数は約2カ月ぶりの高水準に上昇した。米中貿易協議の進展に期待が広がり、需要鈍化が不安視された商品が買い直されている。

CRB指数は現在、182.24と、昨年12月24日につけた168台から1割程度高い水準にある。

原油は昨年末の下落が急だった分、反発の幅も大きい。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は1バレル56ドル前後と、昨年末の1年半ぶり安値より3割高い。1月下旬は足踏み感もあったが、2月半ばに一段高となった。

「米中関係が具体的に改善したわけではないが、貿易協議への期待が先行するようになった」と楽天証券の吉田哲コモディティアナリストは話す。トランプ米大統領は15日、3月1日の協議期限に関し「合意に近く、正しい方向に向かっていれば延長する可能性はある」と改めて言及した。

米中両国は閣僚級協議を重ねており、原油需要が下振れするとの過度の懸念も和らいだ。石油輸出国機構(OPEC)が1月から始めた新たな協調減産や、サウジアラビアが踏み込んで供給を減らす姿勢を重ねて示しているのも相場の支えだ。

非鉄も堅調だ。指標となるロンドン金属取引所(LME)の3カ月先物価格は銅が1トン6300ドル前後、アルミニウムが1800ドル台半ば。最大消費国、中国の経済指標悪化に伴い下落した年初に比べそれぞれ1割、4%高い。在庫が大きく減っているニッケルは2割近く上昇した。

米中協議の進展期待に加え、中国政府が自動車販売のてこ入れを狙った景気刺激策を公表したのが追い風だ。非鉄需要の拡大につながるとの見方が買いを誘っている。

一方で「安全資産」とされる金も高い。米中協議への楽観論などでリスク資産の原油や株式が買われるなかでも、年初比で5%高い。国際指標のニューヨーク先物は1トロイオンス1340ドル台で推移している。支えになっているのは米金融政策の動向だ。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は利上げを見送る考えを繰り返し表明。金利のつかない金への投資を後押ししている。

もっとも、米中対立が解消に向かうと決まったわけではなく、世界経済の先行きはなお不透明感が強い。世界貿易機関(WTO)が19日発表した2019年1~3月期の世界貿易予測指数は96.3と10年3月以来約9年ぶりの低水準となった。金を除けば、貿易摩擦について悲観論が再燃するたびにリスク回避の売りが膨らむ可能性は高い。

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