東アジア最大の望遠鏡が完成、京大など

2019/2/20 19:00
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京都大学と国立天文台が岡山県に建設していた東アジア最大の天体望遠鏡「せいめい」が完成し、20日に記念式典が開かれた。望遠鏡は口径が3.8メートルで人間の目に見える可視光や赤外線などで観測し、超新星爆発のように突然発生する天体現象などをとらえる。太陽系の外にある惑星の直接撮影にも挑戦する。

完成した東アジア最大の大型望遠鏡「せいめい」(京都大学提供)

東アジアでは中国が河北省に口径4メートルに相当する特殊な望遠鏡を設置しているが、通常の望遠鏡では3メートル以上の大型はなかった。せいめいは平安時代の有名な陰陽師で天文博士だった安倍晴明にちなんだ。国立天文台の常田佐久台長は「日本で初めての技術に非常に野心的に取り組み、望遠鏡を完成させた」と語った。全国の研究者に活用してもらう。

18枚に分割した鏡を制御する最新技術を取り入れた。鏡まで含めて重さ約20トンと従来の同規模の望遠鏡の4分の1程度になり、短時間で狙った星に焦点を合わせられる。また、アマチュアの天文家などが見つけた太陽系外惑星の候補を詳しく観測。生命が存在するかを確かめるなどの研究にも使われる予定だ。

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