2019年5月24日(金)

コマツが米林業機械を買収、大量伐採の製品群広げる

2019/2/20 12:58
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コマツは20日、米林業機械メーカーのティンバープロ(ウィスコンシン州)を買収すると発表した。買収額は非公表。4月にも買収する。同社は2018年にカナダの林業機械部品事業を買収するなど北米を強化しており、森林面積が世界4位の広さを持つ米国でも木材を効率良く切り出す林業機械の製品群を拡充する。

ICTで林業もスマート化する(コマツのICTハーベスタ)

買収するティンバープロは効率良く伐採する工法に強い機械を持つ

ティンバープロは立木を伐採して集積地へまとめて運ぶ「フェラーバンチャー」と呼ばれる機械などに強みを持つ。従業員は40人程度で、買収により特に北米型と言われる「FTL工法」で、複数の木材を同時に処理し短時間で大量伐採するための林業機械を強化できる。

北米での住宅着工は堅調で、コマツも18年にカナダの林業機械部品メーカーから油圧ショベルなど建機の先につける「アタッチメント」と呼ぶ機能部品を買収するなど事業規模の拡大に動いている。欧州ではスウェーデンで林業機械のトレーニングシミュレーターの開発企業を買収した。

同社によれば全世界の林業機械需要は25年には6900億円と15年比で1.3倍に伸びる。コマツの林業事業の売上高も19年3月期に17年3月期比25%増の1000億円を目指している。

今後は北米などでの商品群拡大に加え、ブラジルやインドネシアなど新興国で大規模パルプ植林向けの機械の販売をすすめる。ICT(情報通信技術)を使って保守・メンテナンスを効率化するなど「スマート林業」も国内外で普及を目指す。

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