2019年5月25日(土)

世界の取引所ブランド価値、JPXは12位 英調査会社

2019/2/20 5:33
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【シカゴ=野毛洋子】英調査会社ブランド・ファイナンス(BF)がまとめた2019年の世界の取引所ブランド価値ランキングによると、前年に続きシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがトップに立った。ビットコイン先物の上場や米国債取引仲介大手の英NEXグループの大型買収が評価され、ブランド価値を前年比39%伸ばした。日本取引所グループ(JPX)は12位だった。

調査は世界約30の取引所を対象にした。CMEのブランド価値は18億5千万ドル(約2030億円)と、2位の香港取引所(HKEX)の14億1千万ドルを大きく上回った。アジアの取引所ではほかにシンガポール取引所(SGX)が3億5千万ドルで10位に入った。JPXのブランド価値は3億700万ドルだった。

今回の調査で目立ったのは香港取引所の台頭だ。価値は前年比45%増となり、前年の3位から2位に浮上した。18年の新規株式公開(IPO)調達額が欧州企業の参加増で世界首位になったほか、将来の高成長見通しがランキングを押し上げた。

前年2位から3位に下がったニューヨーク証券取引所(NYSE)の価値は13億5千万ドルで、親会社のインターコンチネンタル取引所(ICE)の4位を上回る。

ブランド価値は、取引所が所有する知的財産権のライセンス料や、顧客や規制当局の信頼度などを基にブランド力によって得る収入を試算する。評価には研究開発、マーケティング活動への支出額、商品開発投資なども考慮に入れる。

BFのサビオ・デソウザ調査部長は「取引所業界にもテクノロジーで既存モデルを変える『ディスラプター(破壊者)』の参入が増えており、今後のランキングに影響を与える」と話した。

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