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東北小水力発電、プリウスの電源装置再利用で低コスト化

東北小水力発電(秋田市)は19日、低コストの小水力発電システムを開発したと発表した。豊田通商と組み、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」の電源装置を再利用することで低価格で高効率なシステムを1年以内に発売する。5年目に年間350台を販売する目標だ。

開発したのは出力10キロワットで、一般家庭20~23世帯の電力消費を賄える。取り外したプリウスのHVユニットを再利用し、制御コントローラーやモーターなどを活用する。価格は600万円程度をめざしており、プリウスの部品を使わない場合に比べて2分の1から3分の1となるという。

直列、並列に配置することで出力を50キロワット未満まで増やすこともでき、農業用水路や上下水道施設に売り込む考えだ。

東北小水力と豊田通商はHVユニットの耐久性や水車の低コスト化について早稲田大学と共同研究している。試作品は27~3月1日に千葉市の幕張メッセで開く「地方創生EXPO」に出展する。

東北小水力の和久礼次郎社長は「これまで採算性が見込めず、諦めていた国内外の適地が新しい市場として創出される」と強調。豊田通商の山岸直人金属資源第1部部長は「車として寿命を終えたプリウスの部品が小水力の発電機としてよみがえる。資源循環として期待している」と話した。

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