ナーブがVRで広告 観光地の魅力伝える

2019/2/19 16:57
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仮想現実(VR)システム開発のナーブ(東京・千代田)は19日、VR端末を活用した広告事業を始めたと発表した。第1弾として旅行者向けに展開する。旅行会社などで接客に使われている、手に持ってのぞき込む端末で、客の待ち時間に数十秒の広告を流す。VRの没入感が高い映像は広告効果が高いとみて、事業の柱に育てる。

接客中の待ち時間にVR広告を見てもらう

同社がエイチ・アイ・エス(HIS)の国内店舗に置く小型のVR端末「クルール」で広告の配信を始めた。HISは全国で約200台のVR端末を導入している。書類の作成中など、客が待つ間に旅行関連の広告を見てもらう。臨場感のある360度の映像で観光地などの魅力を伝えられる。

VRを使った広告はナーブが電通子会社のサイバー・コミュニケーションズ(CCI、東京・中央)と共同で開発する。地域の観光案内所や空港にもVR端末の設置場所を広げる計画だ。ホテルやイベントの運営会社、地方自治体などを顧客に想定する。将来的には旅行以外にも、不動産業界向けなどで広告サービスを検討する。

ナーブの多田英起最高経営責任者(CEO)は「VR広告ではその場にいるかのような体験ができ、消費者の購買行動を大きく変えられる。3年ほどでVR端末の設置を3000カ所に増やしたい」と話す。広告事業を売り上げの3分の1程度に育てる考えだ。

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