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縄文の「朱」生産遺跡 徳島、石臼や赤い耳飾りも

徳島県阿南市の加茂宮ノ前遺跡で、古代の赤色顔料「水銀朱」を生産したとみられる縄文時代後期(約4千~3千年前)の石臼や石きね300点以上のほか、朱が塗られた耳飾りが出土し、県教育委員会が19日までに、発表した。

三重県度会町の森添遺跡などでも縄文後期の朱の原石や朱が付着した土器が見つかっているが、水銀朱に関連した遺物の出土量としては国内最多としている。

今回、原料となる石も出土しており、朱を生産していた可能性がある。朱が塗られた土器も見つかり、当時の具体的な使用状況が分かるという。

石を円形に並べた遺構も16基見つかった。直径約1~3メートルで、小石が敷き詰められており、祭祀(さいし)用とみられる。縄文時代後期では東日本を中心に石を並べた環状列石が見られるが、西日本では珍しい。

約5キロ離れた若杉山遺跡(同市)では弥生―古墳時代に朱を採掘していたとみられる坑道跡が発見されている。

同志社大の水ノ江和同教授(考古学)は「縄文時代の水銀朱の生産過程がよく分かる。付近には原石が採取できる若杉山があり、水銀朱が大規模に生産されていた可能性がある。祭祀遺構と住居跡が同時に見つかっており、集落の景観を考える上でも重要な成果」と話した。

弥生や古墳時代では墓や遺体に朱がまかれている例がある。

現地説明会は23日午前10時~11時半、午後1時~2時半の2回。〔共同〕

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