2019年3月19日(火)

ホンダ、英工場閉鎖へ 2022年までに

ビジネス
国際・アジア
2019/2/19 0:21 (2019/2/19 1:22更新)
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ホンダは英国工場を2022年までに閉鎖する方針を固めた。従業員3500人は解雇する見通しだ。ホンダの欧州の四輪事業は販売低迷から赤字が続き、工場の稼働率も低迷していた。英国の欧州連合(EU)離脱に伴い欧州事業の不透明感が一段と増したことから、欧州唯一の生産拠点である英工場を閉じる。英国のEU離脱を巡り自動車業界では生産一時休止などの動きがあるが、ホンダは英国生産の撤退まで踏み切る。

【関連記事】ホンダ、英工場2022年までに閉鎖 3500人解雇見通し

閉鎖予定の英南部スウィンドン工場=ロイター

閉鎖予定の英南部スウィンドン工場=ロイター

閉鎖するのは英南部のスウィンドン工場。英工場では18年に主力車シビックなどを約16万台生産した。もともと25万台の生産能力があるが、欧州市場でのホンダの販売は年10万台強とシェア1%程度で、マツダスズキよりも下位に低迷していた。

ホンダは14年に英工場に2本ある生産ラインの1本を休止。主力車シビックに生産を集中し、日本や米国向けに供給してきた。英国のEU離脱決定後も欧州の生産体制を存続する道を模索していた。

ホンダはシビックの次期モデルの生産を20年代初頭に計画していたが、英国がEUとの合意なく離脱する現実味が増し、輸出拠点として英工場を残す戦略も不透明になっていた。工場閉鎖で不採算の欧州事業の収益を改善する。

英国のEU離脱を巡っては、日産自動車が英国工場で予定していた主力の多目的スポーツ車(SUV)の生産計画を白紙撤回した。トヨタ自動車も合意なき離脱の場合は休止も検討するとしている。他の日本企業では、パナソニックソニーが英国にある機能の一部を欧州大陸側に移すなど欧州戦略を見直している。

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