EU顧客、「合意なき離脱」でも英清算機関利用可

2019/2/18 21:58
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【ロンドン=篠崎健太】欧州連合(EU)の金融当局である欧州証券市場監督機構(ESMA)は18日、英国にあるデリバティブ(金融派生商品)清算機関について、英国が合意のないままEUから離脱しても、EUの顧客へのサービス提供を認めると発表した。英国は3月末の離脱を予定するが、EUとの合意は成立しておらず、合意なき離脱となる可能性が高まっている。市場で重要な金融決済が英・EU間で断絶する事態は当面、避けられることになった。

英・EU間の金融決済の断絶は回避された(ロンドンの金融街シティー)

承認されたのはLCH、ICEクリア・ヨーロッパ、LMEクリアの3社。仮に合意なき離脱となれば、その時点でEUと同等の金融規制に属する「第三国清算機関」と認める。EU側のデリバティブ参加者は3社を通じた決済を続けられる。

ESMAとイングランド銀行(英中央銀行)は2月上旬、金融市場の混乱を避けるため、合意なき離脱となっても1年間は現状を保つ覚書を結んだと発表していた。

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