2019年5月22日(水)

川重が油圧機器相次ぎ増産、インド・中国に新工場

2019/2/18 16:55
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川崎重工業は18日、インドで建設機械用油圧機器の新工場を建て、同国の生産能力を2倍にすると発表した。現地で中・大型の建設機械の需要が増えていることに対応する。世界的に増える建設需要に対応して川重は中国、英国、日本で油圧機器工場の拡張に動いており、生産能力は2022年3月期に19年3月期比25%増に拡大させる予定だ。

油圧ショベルの市場が広がっている(17年12月、バンガロール)

インド・バンガロール市に建てた新工場で16日、開所式を開いた。投資額は土地や建物、生産設備を含めて約8億円で、4月に生産を始める。生産能力は年2万台。同市内の従来の油圧機器工場と合わせインドで従来比2倍の生産能力にする。

同国では高速道路や鉄道網、港湾開発などのインフラ投資ラッシュが続き、17年11月ごろから油圧ショベルが急に伸びたという。4月にはコベルコ建機が油圧ショベルの新工場を稼働するなど日本の大手建機メーカーも相次いで増産に動く。

川重の新工場で対象となるのは7~36トンクラスの建設機械向けのポンプとモーターだ。これまで1ラインあたり1機種を造っていたが、新工場は多品種を造れる混流ラインとし、種類別の需要変動に柔軟に対応させる。

今回生産能力を伸ばすインド以外では、20年夏にも中国・蘇州で油圧機器の新工場(蘇州第4工場)を稼働させる。マザー工場の西神戸工場(神戸市)の中国向け油圧機器用の部品の生産を移し、「将来100%の現地生産化を目指す」(同社)。不安定な国際情勢のリスクを回避する目的もあり、地産地消の生産体制を目指す。

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