建設業向けマッチングのユニオンテック、9億円調達
建設関連スタートアップのユニオンテック(東京・新宿)は18日、米ベンチャーキャピタル(VC)のDCMベンチャーズから9億7千万円を調達したと発表した。調達した資金やエンジニアの採用などにあて、工事関連のマッチングサイトなどの開発を強化する。建設業にIT(情報技術)を持ち込むことで非効率を解消し、人手不足などの解消につなげる。

ユニオンテックは2000年に内装工事会社として大川祐介会長が設立した。企業のオフィスや店舗の内装の設計や施工を手がけている。新たにIT(情報技術)を使った事業を立ち上げて、約7000社が活用する工事会社同士をつなぐマッチングサイトや、修繕など小規模な工事に特化して職人と施主をつなぐスマートフォン(スマホ)アプリを運営している。
18年に社長に就任した、リクルートホールディングス出身の韓英志氏は「IT(情報技術)を持ち込むことで、情報の非対称性による人手不足や下請けによる多重構造など、建設業が抱える課題を変えていきたい」と話す。