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助っ人大量採用の今…いでよ、第2のブライアント
編集委員 篠山正幸

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2019/2/19 6:30
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2軍暮らしから、ひょんなことで日の目を見て、プロ野球の歴史を変えた外国人選手がいた。ラルフ・ブライアント(近鉄)。1988年のシーズン途中、中日から近鉄へ移籍し、翌年の優勝に貢献した。外国人の大量採用時代となった今、2軍で暮らす多数の選手のなかから、第2のブライアントが出てこないとも限らない。

たくさん外国人をかかえておけば、何人かは当たるだろう、というわけでもないのだろうが、各球団とも人数を増やしているのが昨今の傾向だ。

巨人が10人(育成選手を含む)、ソフトバンクが8人(同)、広島、阪神が7人、といった具合。少ない球団でも5人は抱えている。

入団記者会見で原辰徳監督とポーズをとるビヤヌエバ(右)とクック。今季、巨人には計10人の外国人選手が籍を置く=共同

入団記者会見で原辰徳監督とポーズをとるビヤヌエバ(右)とクック。今季、巨人には計10人の外国人選手が籍を置く=共同

出場選手登録は4人までと決まっており、漏れた選手は2軍で出番を待つことになる。

この中には昨季、ウエスタン・リーグで打撃三冠王となった広島のアレハンドロ・メヒアのような選手もいる。外国人枠の関係もあって、1軍では22試合の出場で44打席のみだったが、他球団からすれば「使わないなら、うちにください」といいたくなりそうな選手だ。

ほぼあり得ないことではあるが、広島が何かの間違いか、メヒアのような選手をくすぶらせておくのは球界全体の損失と判断し、トレードに出したら、それこそ第2のブライアントになるかもしれない。

中日の2軍から近鉄で花開いた大砲

ブライアントの件を少し説明した方がいいかもしれない。

80年代。近鉄には84年の来日以来、打率3割をマークし続けていたリチャード・デービスという好打者がいた。だが、88年シーズン途中、大麻を所持していたとして逮捕され、退団した。

主砲の穴を埋めるべく近鉄が獲得に乗り出したのが、ウエスタン・リーグで対戦し、一発長打の魅力がある、と見込んでいた中日のブライアントだった。

当時の外国人の1軍登録枠は「2」で、中日には抑えの郭源治と主力打者のゲーリー・レーシッチがいたため、ブライアントの働き場はなかった。近鉄は金銭トレードで、ブライアントを獲得した。

ボール球を振らないよう「我慢」を説いた中西太コーチらの指導もあって、88年は74試合で34本塁打をマークした。伝説のダブルヘッダーとなった「10.19」のロッテ戦に勝ちきれず、優勝を逃したが、黄金時代にあった西武を追い詰める立役者となった。

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