日経企業イメージ調査、トヨタが18年連続で首位 小売業も上昇
日本経済新聞社と日経広告研究所は「第31回日経企業イメージ調査」をまとめた。ビジネスパーソンが抱く企業イメージの総合ランキング(調査21項目の平均得点=総合得点)はトヨタ自動車が18年連続で1位だった。
自動運転やAI(人工知能)の開発で先行するグーグルが前回の3位から2位に上昇した。ソフトバンクグループは自動車や産業機器をネットでつなぐ技術・サービスで通信業が注目され7位(前回15位)に順位を伸ばした。小売業も評価が高まっている。ユニクロを展開するファーストリテイリングは3位(同13位)で、高機能素材の商品が話題となった。
調査項目「成長力がある」でも小売業が上位に並んだ。ニトリは4位(同12位)で、新しい生活スタイルを提案する家具が好評だった。フリーマーケットアプリ運営のメルカリは5位に入った。
調査は、2018年8~10月に首都圏2834事業所を訪問して実施。672社の5561人が回答した。「顧客ニーズへの対応に熱心」など21項目を毎年継続して質問し「当てはまる」と回答した割合を得点とした。