2019年6月17日(月)

中ロ、ペンス演説に相次ぎ反論 米と対立鮮明

2019/2/17 12:41
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【ミュンヘン=中村亮】16日のミュンヘン安全保障会議では、米国と中国・ロシアの対立が鮮明になった。ペンス米副大統領が中国の通信機器大手ファーウェイを「脅威」と位置づけた上で「安全保障上の懸念がある企業」を利用しないよう呼びかけると、中国はすぐさま反論。中距離核戦力(INF)廃棄条約を巡っても米ロが互いの条約違反を主張した。

ミュンヘン安全保障会議で演説するペンス米副大統領=16日、ドイツ南部ミュンヘン(ロイター=共同)

ミュンヘン安全保障会議で演説するペンス米副大統領=16日、ドイツ南部ミュンヘン(ロイター=共同)

16日はペンス氏と中国の外交政策を統括する楊潔篪政治局員、ロシアのラブロフ外相の順番でそれぞれが演説した。

まず焦点になったのが、米政府がスパイ活動に関与していると疑うファーウェイに関する認識だ。ペンス氏はファーウェイに触れて「中国の法律で巨大な保安組織にデータを提供するよう要求されている」と主張。同盟国などに「通信技術や安全保障システムの完全性を傷つける企業を排除するよう求める」と踏み込んだ。

楊氏は「中国の法律は企業に対して情報収集を求めていない」と直後に反論した。「各国は誤った方向に誘導されるべきではない」とも述べて不快感を示した。3月1日に交渉期限を迎える米中貿易協議でも中国のハイテク産業をめぐる扱いは大きなテーマになっており米中のつばぜり合いが続いている。

「ミュンヘン安全保障会議」で演説する中国の楊潔篪・共産党政治局員=16日、ドイツ南部ミュンヘン(ロイター=共同)

「ミュンヘン安全保障会議」で演説する中国の楊潔篪・共産党政治局員=16日、ドイツ南部ミュンヘン(ロイター=共同)

もう一つの焦点が、米ロが今月に破棄を正式表明した中距離核戦力(INF)廃棄条約だ。16日も米ロが双方の条約違反を主張した。ラブロフ氏は記者団に「軍備管理の国際条約を崩壊させる米国の路線が混乱を助長している」と述べ、米国が世界に脅威を与えていると非難した。

一方、楊氏は演説後の質疑で「(INF条約を)失効すべきではなく米ロが戻ることを望む」と語った。米国は条約に制約されずにミサイル開発を進める中国を軍縮の枠組みに加えるべきだと訴えているが、楊氏は「多国間化に反対する」と従来の立場を繰り返した。

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