2019年3月25日(月)

ロシア外相、米非難「混乱を助長」

ヨーロッパ
2019/2/17 9:23
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【モスクワ=小川知世】ドイツ南部で開かれたミュンヘン安全保障会議に出席したロシアのラブロフ外相は16日、「軍備管理の国際条約を崩壊させる米国の路線が混乱を助長している」と述べ、米国が世界に脅威を与えていると非難した。欧州はロシアとの関係正常化を望んでいると主張し、国際的な枠組みを通じた対話の必要性を訴えた。

16日、独ミュンヘンの安全保障会議で講演するラブロフ外相=ロイター

16日、独ミュンヘンの安全保障会議で講演するラブロフ外相=ロイター

現地で記者団の質問に答えた。ラブロフ氏は米国がロシアの違反を理由に破棄を通告した米ロ間の中距離核戦力(INF)廃棄条約を巡り「米国が対ロ非難に同盟国を動員した」と批判した。会議の参加国から「貿易などで自国のルールを強制する試みへの脅威が感じられた」と総括し、軍縮でも米国が混乱を引き起こしたとの見解を強調した。

ラブロフ氏は会議でドイツ外相や欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表らと約20の個別会談を行った。「欧州議会などでロシアに厳しい意見を表明している政治家とも建設的な話ができた」と全ての会談で対ロ関係改善への意欲を確認したと説明した。

米国のペンス副大統領が欧州に反対を呼びかけた独ロを結ぶガスパイプライン計画(ノルドストリーム2)では「純粋に経済的で商業的な事業を支持するドイツの立場の変化を示すようなことは聞いてない」と述べた。

ペンス氏がロシアとともにやり玉に挙げた中国との協調も鮮明にした。ラブロフ氏は16日に中国の代表と会談し、軍縮問題や朝鮮半島情勢などで連携の重要性を確認した。会談冒頭で4、6月に中ロ両国でそれぞれ予定する国際経済会議への両首脳の出席予定にも触れ、協力をアピールした。

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