2019年9月24日(火)

プロ野球

DeNA、「左腕王国」復権へ 今永ら3人奮起誓う
キャンプリポート

2019/2/16 19:46
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球種が分かっているはずのフリー打撃で1番打者候補の桑原将志が外角のストライクを思わず見逃した。2年目の宮本秀明はファウルが多く、打球が飛んでいかない。「これほどいいとは予想していなかった。新人で初めて見たときを思い出したよ」。ケージの後ろで見守ったアレックス・ラミレス監督は、マウンドにいた4年目の今永昇太に熱視線を送る。

昨季は4勝に終わった今永。キャンプで復調をアピールしている。

昨季は4勝に終わった今永。キャンプで復調をアピールしている。

近年ドラフト上位で左投手を獲得して「左腕王国」を築きつつあったDeNAだが、昨季はその看板が揺らいだ。2017年に2桁勝利を挙げた今永と浜口遥大、2年連続開幕投手の石田健大がそろって負け越して3人で11勝。チームは3年ぶりにBクラスに転落、同じ勝ち星を一人で稼いで新人王に輝いた東克樹に負担を背負わせた。

今永はオフにオーストラリアのウインターリーグに参加。洞察力や打者と駆け引きする勝負勘を磨いてきた。キャンプではフォームの細部までこだわり、左腕のテークバックの修正に取り組む。

素直に喜怒哀楽を表現する異国の野球に触れて自身の野球観も変わったようで、「僕は淡々とやるタイプだが、きれいにやらなくていいのかもしれない。自分の心の狭さを知った」。かつて筒香嘉智がドミニカ共和国へ武者修行に出て飛躍したように、現地で経験を積んだ25歳に自信が芽生えてきている。

昨季4勝にとどまった3年目の浜口は下半身の使い方と体重移動を意識して投げ込む日々。「このままずるずるいくならその程度の選手で終わる。今年が一番大切なシーズンになる」。5年目の石田も「全然戦力になれなかった。ずっと1軍にいないと面白くない」と、シャドーピッチングでフォームを固め、1年間投げられる体力を養う。

ラミレス監督は今季「シーズン90勝を目指す」と宣言。就任以来80勝もクリアできていないが、さらに高い目標を示した。それも伸びしろを感じ取っているからこそ。3人の上積みを見込めば、高望みともいえない。

東は左肘の違和感で2軍での調整が続く。「東がいなくなってチームが勝てないのはすごく恥ずかしいこと。彼が帰ってくるまでは先輩として意地を見せなければいけない」と今永。浜口も「左腕同士の競争もある。先発陣の先頭に立つ自覚を持って挑みたい」と語る。エースは誰か。その座をかけた争いが互いを高め、名実ともに「王国」になる礎となる。(渡辺岳史)

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