汚水基準超え工場使用停止 熊本の会社運営、名古屋市
基準超えの汚水を排出したとして水質汚濁防止法違反罪で元社長が起訴された「熊本清掃社」(熊本市)の工場「バイオプラザなごや」(名古屋市港区)に対し、名古屋市は16日までに、廃棄物処理法に基づき施設使用停止命令を出した。期間は15日から3月1日。
市によると、市が1月30日~2月4日に計7回、食品廃棄物を肥料にリサイクルする工場から名古屋港に出る排水を検査。うち4回でCOD(化学的酸素要求量)が水質汚濁防止法の基準を超えているのが確認されたとしている。
愛知県警が1月に同法違反容疑で元社長と社員を逮捕、名古屋地検が2月、元社長と同社を起訴した。社員は名古屋区検に略式起訴され、名古屋簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。〔共同〕