飛び出せ起業家、N高の部活2期生が始動

2019/2/15 18:34
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カドカワグループの通信制高校、N高等学校で起業を目指す部活動「起業部」は15日、第2期生の活動を開始した。同日入部のための最終審査会を開き、新たに6人の入部が決まった。同部の第1期生からはすでに法人登記第1号が登場しており、実践的な起業教育の取り組みとして実績も出つつある。

N高起業部の第2期生入部最終審査会に臨んだ高校生と審査員ら(東京・渋谷)

最終審査会には10人が臨んだ。個人、または2人組のチームで立案中の事業内容をそれぞれが発表し、不登校などの中高生や保護者が同じ悩みを持つ経験者にアドバイスなどをもらえるサービスや、アスリートの支援サービス事業を発表した高校生らが入部することとなった。部員は今後数カ月から1年かけて起業に向けた実務的な内容を学ぶ。

法人登記第1号となったEasy Go(イージーゴー、栃木県栃木市)は、今回の入部審査会に合わせて事業内容を初めてお披露目した。周囲の意見を気軽に聞けるアプリ「erabee(エラビー)」の提供を2月に始めたという。例えば、着る洋服に困ったときに選択肢となる洋服の画像2枚をエラビーに登録、ほかの利用者に選んでもらい人気がある洋服を選ぶことができる。

実はエラビーはいったんアプリの提供を開始したものの課題が多くみつかり一旦提供を停止しているという。N高では3年生の鈴木颯人最高経営責任者(CEO)は「実際に起業という言葉ははたからみると華々しいけど、やってることは起業前と変わらず地道に愚直にがんばるしかないと実感した。サービスの質を高めて再投入したい」と意気込む。

N高起業部は起業を本気で目指す高校生が対象で、事業構築のやり方など起業に必要な具体的知識を学ぶほか、スタートアップ経営者やベンチャーキャピタル(VC)のキャピタリストによる講義など実践的な内容となっている。入部審査会の審査員を務めたVCのグロービス・キャピタル・パートナーズの高宮慎一パートナーは「みな高校生とは思えないほどいいプランでびっくりした。身近な悩みを多くの人の課題に広げて事業を組み立てていってほしい」とした。

(企業報道部 京塚環)

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