ペイペイ100億円還元第1弾、新規489万人 民間調べ
2018年12月のペイペイ100億円還元最終日は471万人がアプリを起動――。調査会社のヴァリューズ(東京・港)は、スマートフォン(スマホ)決済サービスのペイペイ(同・千代田)の利用動向を推計した。期間中にペイペイは489万人の新規ユーザーを獲得しており、キャンペーンは認知度向上につながった。

ヴァリューズのモニターのスマホ行動ログデータから分析した。100億円還元を始めた前日(18年12月3日)に起動したユーザーは104万人程度だった。開始日(12月4日)に203万人前後とほぼ倍増、12月12日には約400万人を超えたという。
新規ユーザーも獲得できている。18年12月に約541万人が利用を始めたと分析。そのうち9割にあたる489万人程度が期間中に集中しているとみる。
18年10月にサービスを始めたペイペイは当初、起動ユーザーが16万人程度だった。同年12月には10月比で36倍にあたる581万人に急増した。オリガミペイや楽天ペイといった他の決済アプリのユーザー数を一気に抜いたとしている。
アプリをダウンロードしたユーザーも18年12月末時点で、10月末比37倍の630万人程度に達した。起動した比率も12月は9割を超え、スマホに取り入れるだけでなく、利用につながっている。
第1弾キャンペーンは利用金額の20%を月最大で5万円まで還元したため、高額品での利用も多かった。4カ月間の予定だったが10日間で原資を使い切り終了し、年末にはアプリを起動したのは50万人ほどとなった。
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