来春卒業の学生、内定率8.1%に 就活早期化一段と - 日本経済新聞
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来春卒業の学生、内定率8.1%に 就活早期化一段と

ディスコ調べ

就職情報大手のディスコ(東京・文京)は15日、2020年春に卒業予定の学生の2月1日時点の内定率が8.1%だったと発表した。前年同月を3.5ポイント上回り、筆記試験や面接などの「本選考を受けた」という回答も約4割にのぼった。経団連のルールでは説明会解禁は3月1日だが、就職活動の前倒しが一段と進んでいる。

前年の3月時点の調査で「内定を得た」と回答したのは8.0%だったことから、採用活動のペースが1カ月ほど早く進んでいる。同社の武井房子上席研究員は「インターンシップで学生と接した企業が、自社への興味が高まっているうちに早期内定を出して囲い込もうとしている」と話す。

すでに「本選考を受けた」と回答したのは39.9%で、前年2月の調査から8.1ポイント上昇。本選考を受けた学生のうち、67.6%は「インターン参加企業の本選考を受けた」と回答した。

インターンの参加経験がある学生は92.4%。前年を5.8ポイント上回り、1日以内のプログラムへの参加が87.6%と最も多かった。1人当たりの平均参加社数は7.2社で、2月のインターンに参加を予定している学生も7割近くを占めた。

経団連は20年卒の就活スケジュールについて、大学3年生の3月に説明会、4年生の6月に面接解禁としている。

また、今年は4月27日~5月6日まで10連休を控えているが、連休中の採用活動については「やらないでほしい」という回答が38.7%を占めた。「地方在住の学生からは首都圏に行く時の飛行機や宿泊するホテルの予約が取れるかどうかを気にする声が上がっている」(武井氏)という。

調査は同社の就職情報サイトに登録する大学生と大学院生を対象に2月1日~6日にインターネットで実施。1322人から回答を得た。

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