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分厚い米ステーキ市場の壁、「いきなり!」一部撤退

【ニューヨーク=河内真帆】「いきなり!ステーキ」を展開する外食ペッパーフードサービスの米国法人は14日、ニューヨーク市内に展開する11店のうち7店を閉めると発表した。2017年2月に鳴り物入りでニューヨークに進出したが、2年で事業の縮小を余儀なくされた。高級ステーキ店の多いニューヨークで安さと手軽さを売りにしたものの、浸透しなかった。

閉店した「いきなり!ステーキ」の店舗(ニューヨーク市内)

「いきなり!ステーキ」のNY店のステーキは20ドル(約2200円)前後。高級店は廉価なランチでも50ドル前後で、半額以下だ。だが、その安さは武器にならなかった。

「米国人のステーキの食べ方はスーパーで買って家で食べるか、高級店で食べるかに二極化している」。ペッパーフード米国法人の幹部は語る。同社はそのはざまをねらったが「苦戦した」という。

米国のステーキ文化にあわせ、試行錯誤はした。当初採用した「立ち食い」式はやめてテーブルを置き、1人客からグループ客に照準を変えた。デザートもメニューに加えた。だが、簡素な店舗はデートやビジネスランチには向かず、客足は回復しなかった。

同社は存続する店舗の一部は業態転換して米市場で再挑戦する。来店客が卓上で自ら肉を焼く方式を採用する予定で、米国法人は「キッチンでシェフがステーキを焼かないので、作業を簡略化できる」と説明する。だが、米国人になじみのないこうしたやり方が通用するか。再挑戦の道は平たんではなさそうだ。

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