宝塚市長「障碍」使用表明 全国初、条例も文字変更

2019/2/15 11:15 (2019/2/15 14:24更新)
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兵庫県宝塚市の中川智子市長は15日、市議会本会議の施政方針演説で、障害者政策などで作成する公文書に全国で初めて「障碍(がい)」の表記を使うと表明した。市によると、運用開始は今年4月からで、市条例の条文や担当課の名前も来年4月をめどに文字を改める方針。

市や専門家によると「碍」には「旅路を妨げる」という意味があり、ハンディキャップのある人が行く手を阻まれているとのニュアンスが生まれる。一方で「害」は災いや人に危害を加える意味があり、障害者に問題があるかのようなイメージを生むとしている。

中川市長は「『障碍』の本来の意味について知識を普及させ、誰もが人格と個性を尊重し支え合う心のバリアフリーを推進するために表記を改める」と述べた。

市は2010年4月に「『害』の意味が否定的だ」として、市の公文書やホームページなどで「障害」を「障がい」と平仮名書きに変えた。一方、国の法律で使う漢字は常用漢字表が基準であるため、条例や規則は「障害」を使用してきた。

市によると、条例だけでなく、市の組織にある「障害福祉課」も文字を変える。国の法律を引用する場合は「障害」の表記を残す。

中川市長は取材に「『碍』の文字を常用漢字表に追加するよう国が変えることが理想だ。早急に議論を進めてほしい」と話した。〔共同〕

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