2019年3月19日(火)

看護師遺棄事件で43歳男に懲役7年、地裁浜松支部判決

2019/2/15 10:19 (2019/2/15 12:33更新)
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浜松市の女性看護師が車ごと連れ去られ、静岡県藤枝市の山中で遺体が見つかった事件で、営利目的略取や死体遺棄など4つの罪に問われた鈴木充被告(43)=名古屋市天白区=に、静岡地裁浜松支部(山田直之裁判長)は15日、懲役7年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。

山田直之裁判長は判決理由で「周到に準備された計画性の高い犯行で、重要かつ不可欠な役割を果たした。自身の携帯電話を破壊して証拠隠滅し、供述を変遷させるなど真摯な反省はうかがえない」と指摘。

被害者が狙われた理由については、拉致を主導したとされる新潟県長岡市出身の男(当時39)が自殺したことなどから「不明と言わざるを得ない」とした上で、「鈴木被告が男からの何らかの指示に従い、対象者として選んだと考えるのが合理的」とした。

一方で「自ら出頭して犯行を打ち明けた」と減軽理由を述べた。遺体の遺棄については、鈴木被告自身の犯行だけでなく、主導役の男による殺人行為をも隠蔽する目的だったとした。

判決によると、鈴木被告は拉致を主導したとされる男と伊藤基樹受刑者(28)=営利目的略取罪などで懲役4年が確定=の2人と共謀。

昨年5月26日夕、浜松市中区のフィットネスクラブ駐車場から看護師の内山茉由子さん(当時29)を乗用車ごと拉致し、静岡県磐田市内などを走行して同日夜に浜松市内に戻るまで監禁したとしている。27日には伊藤受刑者と入れ替わって再乗車し、遺体を主導役の男と藤枝市の山林の土中に埋めたとされる。

遺体は6月9日に見つかった。鈴木被告と伊藤受刑者は、主導役の男が書き込んだ掲示板サイトの投稿を通じ知り合ったという。ともに殺人容疑で再逮捕されたが、静岡地検は不起訴処分とした。〔共同〕

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