2019年3月20日(水)

カリブ海のハイチで暴動、大統領退陣求める

中南米
2019/2/15 3:45
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【メキシコシティ=丸山修一】カリブ海のハイチで、モイーズ大統領退陣を求める反政府デモが暴動に発展し各地で混乱が続いている。現地からの報道によると、自動車や建物が放火されたり、商店が略奪行為の被害にあったりしている。公共交通機関は運行を取りやめ、多くの企業も休業を余儀なくされている。経済機能は完全なまひ状態になっているようだ。

大統領退陣を求めるデモが続いている(ポルトープランス)=ロイター

今月7日のモイーズ氏の大統領就任2周年に合わせて大規模デモが発生した。14日になっても断続的に抗議活動が続いているほか、略奪や破壊行為も起きている。商店は被害を恐れて営業を取りやめている。バスなどの公共交通機関が機能していないほか官庁、学校も閉鎖しているようだ。スペイン通信社EFEによると、デモや暴動で少なくとも9人が死亡した。

ハイチは混乱が続くベネズエラからの石油供給を受けているが、足元で供給量は急激に落ち込んでいるとみられ、ガソリン不足や電力不足も指摘されている。ベネズエラからの石油を巡る不正も指摘されており、国民の間にモイーズ氏に対する不満が高まっている。

ハイチは中南米カリブ海諸国の最貧国の一つで、約1千万人の国民の半数以上が1日2ドル未満での生活を余儀なくされている。経済成長率も1%台と低く、地震やハリケーンなど度重なる自然災害で多くの人々が国外に逃れ、各地をさまよっている。

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