2019年9月18日(水)

米副大統領、イランを非難「腐敗の40年間」

2019/2/14 22:37
保存
共有
印刷
その他

【ワルシャワ=中村亮】ペンス米副大統領は14日、ポーランドでの演説で、1979年の革命後のイランについて「腐敗や抑圧、テロ、失敗の40年間だ」と痛烈に非難した。イランとのビジネスを継続する方針を示す欧州に対し「米国との距離がさらに遠のいていく」と指摘。米欧など6カ国とイランが2015年に結んだ核合意に関しても「欧州は離脱する時だ」と断じた。

ペンス米副大統領の批判は欧州にも及んだ(14日、ワルシャワ)=ロイター

米国主催の中東の安全保障問題を議論する国際会合で演説した。米国は会合のテーマは「イラン問題に限らない」と説明していたが、ペンス氏は約24分間の演説のうち半分程度をイラン批判に割き、同国と対立する親イスラエルの姿勢を改めて印象づけた。

ペンス氏は「中東地域の指導者は平和と安定に対する最大の脅威はイランだとの考えで一致している」と強調。「米国は完全にイスラエルを支援していく」とも訴えた。英独仏が米国のイラン制裁を回避するために立ち上げた新組織を「賢明でない手段」と非難し、米国と協調してイランに圧力をかけるべきだとの考えを示した。

内戦が続くシリア情勢にも触れた。過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地は「まもなくなくなる」と説明した。米軍のシリア撤収を進める考えを示したが「これは戦略の変更であり、米国の任務は不変だ」と語った。「支配地の奪還だけでは不十分だということは認識している」と指摘。「米国は地域で強い影響力を残す」と説明したが具体策には触れなかった。

ペンス氏が「反イラン・親イスラエル」の姿勢を強調したのは20年の米大統領選でのトランプ大統領の再選を見据えて保守層の支持基盤を固める狙いがありそうだ。ペンス氏はキリスト教の福音派からの支持が高く、トランプ政権の求心力にもつながっている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。