国宝購入に公費4億円 岡山・瀬戸内市、寄付集まらず

2019/2/15 5:30
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岡山県瀬戸内市の武久顕也市長は14日、戦国武将、上杉謙信が愛用したという国宝の備前刀「太刀 無銘一文字山鳥毛(通称さんちょうもう)」購入費用の一部に財政調整基金を当てる方針を明らかにした。ふるさと納税などで集めている資金と購入費用の差額、約4億円を補う。早ければ4月にも、所有者と売買契約を結びたいという。

山鳥毛購入に反対する市民グループ(14日、瀬戸内市役所前)

会見する瀬戸内市の武久顕也市長(14日、瀬戸内市役所)

同市は「山鳥毛里帰りプロジェクト」として昨年11月からクラウドファンディング(CF)型ふるさと納税などを募っている。購入費5億円と保管先の施設整備費1億円の計6億円が最低目標だが、1月31日時点で集まったのは約2億5400万円にとどまる。CF型ふるさと納税の受付期間を1月末から3月末まで延長したが、さらに来年度も継続する。

CF業務委託料や宣伝費、返礼品代などで既に約8100万円の経費が生じている。ふるさと納税の受付期間なども考慮し、不足分は市の貯金に当たる財調基金を取り崩す。同市はこれまで山鳥毛購入に公費は充てないと説明しており、武久市長は「見通しが甘かったことは認めなければならない」と述べた。

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